思考の整理学でおなじみ外山教授の「日本語の作法」 [本 レビュー]
『日本語の作法』
乱れた敬語を著者は嘆いています。とくに、目から鱗が落ちたのが、「ください」の使い方。
くださいというのはそもそも命令形であって、目上の人には使えない。対等の間柄でも強すぎることがあるらしい。
例えば車内アナウンス
「ご注意ください」いかにも子供扱いされた感じです。
「足下があぶのうございます。」「ご注意ねがいます。」が本来あるべき敬語の姿らしい。
確かに、「お乗り換えください」と言われるより、「お乗り換えです」といった方が柔らかくスッキリしています。
「お待ちください」より「お待ちいただけますか」のほうが落ち着きます。
現代は柔らかい言い回しが好まれるようで。日本語的にも、礼儀的にも、大切なことだと思いました。
ご覧の通りなかなか興味深い内容です。他にも一つ紹介しましょう。例えば、病院で患者のことを、「患者様」と呼ぶことが増えてきていること。これについて述べられています。
そもそも一般の名詞に様をつけること自体、日本語としておかしく(人の名前は例外)、もしどうしてもつけたいのであれば、”お”か”ご”をつける必要がある。
例えばお客様であったり、ご依頼人様であったり・・・でも、お患者様とかご患者様じゃ具合が悪い。
このように、普段、無意識に使ってしまっている、日本語の誤りを、この本では実にわかりやすく説明・指摘してくれています。まさに目からウロコです。オススメ!
「足下があぶのうございます。」「ご注意ねがいます。」が本来あるべき敬語の姿らしい。
確かに、「お乗り換えください」と言われるより、「お乗り換えです」といった方が柔らかくスッキリしています。
「お待ちください」より「お待ちいただけますか」のほうが落ち着きます。
現代は柔らかい言い回しが好まれるようで。日本語的にも、礼儀的にも、大切なことだと思いました。
ご覧の通りなかなか興味深い内容です。他にも一つ紹介しましょう。例えば、病院で患者のことを、「患者様」と呼ぶことが増えてきていること。これについて述べられています。
そもそも一般の名詞に様をつけること自体、日本語としておかしく(人の名前は例外)、もしどうしてもつけたいのであれば、”お”か”ご”をつける必要がある。
例えばお客様であったり、ご依頼人様であったり・・・でも、お患者様とかご患者様じゃ具合が悪い。
このように、普段、無意識に使ってしまっている、日本語の誤りを、この本では実にわかりやすく説明・指摘してくれています。まさに目からウロコです。オススメ!
それともう一つ。最も共感したこと「○○さんはおりますか」という明らかにおかしすぎる日本語。いらっしゃいますか、ならわかるけど・・・よく耳にするからフンガイします。
2012-11-17 21:34
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