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人の失敗を笑うべし!不道徳という名の道徳。不道徳教育講座 [本 レビュー]

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本の紹介です。今回は三島由紀夫!

 三島由紀夫といえば堅苦しい小説で有名ですが、(例えば金閣寺・仮面の告白・・・など)。氏は純文学に限らず、大衆文学に至るまで、多様なジャンルに挑戦してきた作家であります。むろん、エッセイも数多く遺しており、その内容も実に秀逸です。本書は堅苦しさとは一変、非常に読みやすい文体で、説話的手法を用いているため、より著者に接近した形でわかりやすく読むことができるのであります。

 前置きが長くなっては読者様に逃げられてしまいますので、まず目次を紹介することにしましょう。コチコチ頭の学校の先生とかに見られると怒られそうな内容です(笑)

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  なかなか興味深く思われた方もいらっしゃるかも知れません。 本当に痛快です。太宰治や石原慎太郎を平気で名前を出してディスってるあたりも、三島由紀夫らしい!

 特におもしろかったのが、いろいろありますが・・・人の失敗を笑うべしなどは、笑い転げました。公約を履行するなかれ、は今の政治家達に読ませてやりたい内容であります。タイトルこそ不道徳極まり御座いませんが、よくよく読んでみますと、さすが、巧みな逆説を用い、結果”道徳”へとつなげております。この辺りは読んでいて楽しいですね。頭も使います。

 では、人の失敗を笑うべし から。 

 これに関してはまず、三島自身の体験談から書かれています。

「路ばたの銀色のクサリをスマートに飛び越そうとして、無念や、足がクサリに引っかかり、スッテンコロリと転倒したことがあります。そのとき、忽ち身を起こして、そしらぬ顔をして歩き出した私の、復原力の速さは見ものであって、およそその間、百分の一秒ほどであったでしょう」

この時点で楽しげです。どういう風に話が進むのか、読者はワクワクします。

三島は自分の体面になんぞ構うべきではない。体面を気にするのは人生に対する愚か者だ、と一蹴。人の失敗を笑う人間の顔こそ、最も人間らしい、愛すべき笑い顔なのだそうだ。

「どんな功利主義者も、策謀家も、自分に何の利害関係もない他人の失敗を笑う瞬間には、ひどく無邪気になり、純真になります。誰でも人の好さが丸出しになり、目は子供っぽい光に充たされます。気取り屋の男が、スッテンコロリと転倒する風景は誰でもが只で見物できるお祭りです。実際他人の失敗というものは、人生の大きな慰め、愉快なお祭りであります。ナゼ私は、人々にとってのその折角のお祭りを、僅か百分の一秒で終わらせるような意地悪をしたのでしょう。愉快なお祭りは、少しでも永く続くべきなのだ。」

なるほど、そう言われてみれば確かにそうだ。普段意識せずとも、こうして人の失敗で我々は人生に花を咲かせているのですね。 

 「 あんまり良く磨かれた硝子窓に、硝子がないものと思って、頭をぶっつける男を見ることは、何という愉しさでしょう。

 ヒゲソリクリームを塗るつもりで、一生懸命、ほっぺたにライオン歯磨を塗っている男を見ることは、なんと愉快でしょう

 芝居に夢中になって、膝の上のノリマキ弁当を、みんな床にころがしてしまうお婆さんを見ることは、なんとステキでしょう

 自動販売機にチャンと故障と書いてあるのに気づかず、いくつも十円玉をギセイにして、頭から湯気を立てているおじさんを見ることはなんて嬉しいんでしょう 」

 

「こういうことがなかったら、人生はどんなに退屈か、よく考えてみる必要があります。それなら、ふとした失敗で、人の退屈を救うと言うことほど、人生に対する大きな寄与はないのであって、しかもしれによって、われわれは沢山の人間の、純真な、無邪気な、美しい笑顔を見ることが出来るのであります。」 

 

論理はまず、失敗の具体例をあげ、読者を笑わせることから始めるのです。そのあと、見事な展開で、三島はこの不道徳を、逆説によって道徳へ変換させるのであります。

「ソ連だの、中共だのという国は、妙に可愛げがない。それは彼らのお題目が、みんな人類全体のつながりを強調するやり方で、それについて自分の方はなにも支払わないからです。これらの国が、もっと人の目の見えるところで滑稽な失敗を演じたら、どんなに愛されるか知れないのに、ソ連も中共も、未だかつて失敗したことのないような顔をしています。毛沢東氏が、忽然ニューヨークにあらわれて、地下鉄の中で、ズボンのお尻に大きな穴が開いているのも知らずにいたら、どんなに世界平和に寄与することでありましょう。 戦時中の女性でアメリカの俘虜を見て、「お可愛そうに!」と言ったので問題を起こした事件があったが、私はこういう、嘲笑を欠いたセンチメンタルな同情と、好戦主義とは紙一重だと思います。嘲ることができないので、人は戦うのです。嘲られていちいち決闘していた西洋中世の武士達はやっぱり、野蛮人の一種であったと思われる。」 

 

 

 次に公約を履行するなかれ

これこそ、日本の舌先三寸の政治家どもに読ませてやりたい”不道徳”であります。あまりに痛快すぎて、三島由紀夫を崇拝してしまうほどでした。

「多少とも実現可能な具体的な公約をかかげているのは、多少とも当選圏内にある候補であって、当選の可能性が遠のくほど、公約も空想的夢幻的神秘的になって行きます。これは人間の心理としても当然なことでしょうが、政治と理想主義との昔ながらの反比例の関係が、こんな所にも良く現れています。
 しかし、我々が一等ごまかされやすいのは、一見現実的、一見具体的、一見実現可能にみえるような公約です。「明日君に一千万円あげるよ」と言えば、誰も信じないが、「明日君に三千円あげる」と言えば、つい信じてしまうようなものである。結局もらわない点では、一千万円も三千円も同じなのですが。 何の選挙でも、一千万円の約束より三千円の約束の方が安心だと思って投票すると、その三千円ももらえないでバカを見るのである。
 そこで私は提案するのだが、「公約は一切履行せず」とはじめからおとこらしくスッパリ宣言する候補は出ないものだろうか。これは餌をつけずに魚を釣るやり方で、よほど自信がないとできません。しかし、こういうやり方が一般化すれば、「公約不履行」でブツブツ言われる恐れもないし、選挙される方も、する方も、気が楽なのである。これだけの人間的信頼を寄せられたら、それだけで政治家としては百点満点です。

 ただ、本の内容を引用してるだけになってしまっていますが、これだけは伝えたかったのです。そして、もっとも共感したのです。政治家に限らず、我々の日常でも同じようなことは度々あるのではないでしょうか。 就職の面接だとかで、我々は立派な公約を掲げます。進学にしてもバイトにしても、口だけは立派です。だが、そんなこと、一年もすればスッカリサッパリ忘れてしまう。人間というものに、公約を守れる者など一人も存在しない、ということを語っているのです。なるほど、公約を履行せず、と言う公約は男らしいし、勇気もあります。

  こんな感じで紹介してきたが、各項目ごと、痛快さとユーモアを混じらせながら、不道徳によって道徳へと導いてくれるのです。画像の、本が汚いのも、私が本書を座右の書として、愛読しているからであります。結局は道徳ですから、日々の暮らしでも役に立つことばかり。興味を持たれた方、是非!!!

 

不道徳教育講座 (角川文庫)

不道徳教育講座 (角川文庫)

  • 作者: 三島 由紀夫
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1967/11
  • メディア: 文庫

 


感動の名作!三浦綾子の愛に満ちた生涯! [本 レビュー]

 旭川の三浦綾子記念文学館へ行ったという記事を以前書いた。そこでも紹介した「道ありき」について軽く感想を述べたいと思う。 
 
 そもそも私がなぜ三浦綾子文学に出会うことができたのか。そこから説明したく思う。高校2年生のときだった。ある友人から「氷点」を勧められたのである。そのころは、読書経験も乏しく、本に関する知識もなかったため、この作品のことを全く知らなかった。新聞小説で1000万円当選したと言うことも、社会現象を引き起こしたと言うこともまったくさっぱり知らなかった。
 
 
 だから、どんな内容の本なのかというのと、昔の本で難しくはないか?という不安があった。試しに1ページ、2ページ、3ページ・・・と読んでいくうちについには最後のページまで達していた。人間の罪深さ、生まれながらに背負う罪、そしてその醜さ等々があまりに重苦しく、あまりに寂しく描かれていた。読書経験の少ない私にとってこのことは、とんでもない衝撃だったのである。 
 
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 これが私の三浦文学の出発点であり、それにハマらせた、直接的要因を為すものである。以来実に多くの三浦文学に親しみ、そのテーマの切実さを読み取ってきた。
 
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 その過程の中で出会った、 最も私に迫り、最も衝撃を受けたのが、前述の「道ありき」である。本書は作者の自伝小説なるもので、実体験を元に書かれている。青春編ということで、作者が小学校教師であった時分から、三浦光世と結婚するまでのお話である。
 
 いよいよここからが本題。
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 私が幾度もTwitterで賞賛し、友人に勧め、本当に素晴らしい本だと思うのも、作者が真実を述べているからであろう。如何に本書の魅力をうまく伝えられるか、難しいところではあるが、ぜひ読んでいただきたい。
 
愛とは何か。生きるとは何か。信じるとは何か。作者はこの問を、感動とともに私たち読者に与える。そしてその問を自伝という形で解いていく。敗戦の衝撃、病に冒される身体、自分に起きたこととして考えれば、虚無になり、死にたくなるのも無理はない。私も同様に生きる希望を失うであろう。そして、自分には綾子を救う力がない、と自らの足を石で打って自責した前川氏。自分を犠牲にしてまで恋人を救いたいという程の愛は通常なかなか持てぬものである。かくもストイックで偽りのない真実なる愛があるとは…感動感激の連続であった。 
   
 
 今も昔も、(昔のことはよくわからないが)青春時代の恋愛というと、どこか遊びめいたところがあり、とりあえず付き合うといった、相手と自分の心を軽んじ、ただ寂しさを埋め合わせるための恋愛というのが実に多いように思える。そしてその恋愛の形態というのも、心を通じ合わせるというより、肉体と肉体の交わりだけで終わるということが多いのではないか。更には、相手の全てを受けいれられず、あの頃は良かったのに今は!といった風に幻滅したり、恋人が病に冒されたりすると、病気のお前なんぞ愛せるわけがない!と捨ててしまうことも多いのではないか。若い時代というのはかくてすぐに付き合いすぐに別れることの繰り返しで、美しさも無ければ真実もないし、愛も無論ないのだ。
 
 なにも私はプラトニックラブ至上主義者ではないし、クリスチャンでもセバスチャンでもない。だが、あまりに恋愛というのが粗略になり、恋愛と言うに値しない状況に陥っている事例の多い現状において、前述の点すべては、改善されるべきであると思う。
 
 青春時代の恋愛というのは(別に青春時代に限ったことではないが)実に問題点が多く、どうせすぐに別れるなら、最初から付き合うなという話。それなら友達の関係でいれば苦しむこともないし、執着することもないのだ。
 
 以上の点すべてに該当しないのが綾子氏の恋愛である。道ありきではその真実なる愛が語られている。綾子氏は前川正という男性に愛され、虚無から救われた。死にたいという綾子氏に対して、前川氏は驚くほど愛に満ちた、さらには自己犠牲的な愛を示している。そのシーンはいくつかあったが、あの春光台の、石で叩くシーンは今も忘れられない。
 
 「綾ちゃんは女でしょう。女である以上、生活の相手である男性というものを、ほんとうの意味で知らなくてはいけませんよ。男性をきれいなものに思い描いていて、その思い描いた幻と結婚したりするから、世には不幸な結婚も多いのですよ。」という前川氏の発言。なんて正直で、真実なる言葉であろうか。恋人の前では良いことばかりアピールして、なかなかこうしたことを言えるものではない。
 
「愛するとは 相手を自立させてあげること」 なるほど共感。
 
その後の前川氏の動向についてはココでは述べないが、綾子氏の心情だとか、前川氏の一つ一つの言葉はじっくり読むべきである。 
 
 その後、脊椎カリエスを発病した綾子氏は、14年間も、寝返りの許されないギプスベッドに臥ることになった。いつ治るかもわからない。それでいてなにもすることができない。死にたくなるのも当然である。私が同じ立場だったら生きる希望をなくすであろう。
 そんななか、現れたのが光世氏である。病気の綾子氏を受けいれ、結婚してくれた。彼こそが「相手を自立」させうる男性であった。もう、感動の連続で涙が止まらなかった。
 
 とにもかくにも、だらだらと書いてきたが、私の文章力と脳みそじゃ、内容をそのまま書いていくだけになってしまうので、是非とも少しでも興味を持たれたら、一度読んでいただきたい。
 あるべき恋愛の姿、愛すること、生きる喜びを本書で知ることができるだろう。
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あれ?2013年になってるww 
 
道ありき―青春編 (新潮文庫)

道ありき―青春編 (新潮文庫)

  • 作者: 三浦 綾子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1980/03
  • メディア: 文庫
氷点(上) (角川文庫)

氷点(上) (角川文庫)

  • 作者: 三浦 綾子
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/06/22
  • メディア: 文庫
氷点(下) (角川文庫)

氷点(下) (角川文庫)

  • 作者: 三浦 綾子
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/06/22
  • メディア: 文庫
 
 
 

たかがパン耳されどパン耳。意外においしいラスク! [おこめの日々]

 パンの耳を揚げてスナック菓子状にしたものをラスクといいますが、これを侮ってはいけません。一度食べると本当はまります!CIMG7745.jpg

お友達にも一度たべさせてあげたのですがそれ以来はまってしまったらしく、おいしいと賞賛してくれています。本商品は、ランチパックの製造で余ったパン耳が加工されたものですが、その味付けが他のラスクとは違います。私と友人の主観ではありますが、このラスクが最もおいしいラスクだと思っております。それだけスゴイ!機会があれば是非!!

 

このブログも数年のブランクがありましたが、徐々に活気を取り戻してきております。訪問者数もこれから増やしたいですし、更新も怠らずに頑張りたく思います。こんごともこめぶろ!をよろしくおねがいします。 

 


横浜タカシマヤに!ついに!インデアンカレー!名物が道外初登場! [おこめの日々]

 帯広の方なら誰もがご存じ。インデアンカレー。そのおいしさに誰もが病みつきとなり、ひとたび地元を離れると、カレーにノスタルジーを感じるほどの逸品。56600_358316764258970_778654198_o.jpg

 かくいう私もこのカレーが大好きなのでありまして、これに勝るカレーも食べたことがないのであります。辛さも数段階にわかれていて選ぶことが出来ますし、最上級の極辛を選びますと、辛さに悶えること確実です。カツカレーやハンバーグカレーチキンカレーと種類も豊富。

 道外初登場と聞いて非常にうれしく、宣伝する気持ちになったのであります。こうして記事を書いているうちにまたこのカレーを食べたくなってきました(笑)

  ぜひ十勝の味を知りたい方、タカシマヤへ行ってみてください!!!

http://www.takashimaya.co.jp/base/yokohama/top/img/info_121024_yokohama01.pdf 


迫る資格試験。下がる気温。吹き付ける風。 [おこめの日々]

 タイトルにもあるとおり、27日、面倒なことにIPAのITパスポート試験があり、愚かにも全く勉強しない状態で過ごしております。更に来月にはExcel技能検定2級、日商簿記検定3級があり、追い詰められた状況です。その上、企業実習が2週間ほど割り込んできておりますから、まったくもって息抜きができない状態です。

 そんな状態にありながらもくだらないブログを更新するとはなんぞ!とお叱りを受けるかも知れません。はい、その通りです、返す言葉もございません。

 特に更新するべきネタもなく、ただ無理して文章をダラダラ書いているだけでありまして、読者の皆様は甚だご不快なことでしょう。申し訳御座いません。 

 それで、 最近は本当に寒いですね。我らが北海道の朝の気温はもう氷点下になってしまいそうです。その上最近は風が非常に強いので一層寒い。自転車乗りの私にとってこの2点は大ダメージであります。

 で、雨の日なんかは通学に自動車を使用するわけですが、運転する際のイライラすること。マナーの悪い運転手が多く、しかも私自身が初心者でどうすればいいかわからぬときばかりで、いっそう腹立たしいんであります。 自転車であれば、その怒りをペダルに伝えることによって発散し、良い循環ですが、自動車ですと、余計なことに苛立ちを発散させてしまう。危険極まり御座いません。

 やはり、交通量の多い道だとかは、自転車のほうがずっと気持ち的にも楽であります。だから雪の降る冬が恐ろしい・・・。

 

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こういう写真をアップしたりしていると、一眼レフカメラが欲しくなります。デジカメじゃ物足りなく感じる・・・。 


原発停止後1年。国の電力は安定しています。原発なんぞ最初からいらなかった。 [世の中]

 未だにこんな記事が多く出ています。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012102200517

 

東日本大震災から1年半。 

広島長崎に原爆が落とされて67年。

 

 本来なら原爆を落とされた時点で、原発建設などという考えは生まれなかったのではないか。結局は安全性よりも金儲けのことしか考えて居らず、実際に安全が脅かされても、それでも原発再稼働などと言った詭弁を弄している始末。 地震が発生して放射性物質が漏れ出して、あんなにも騒いでいたのに、またも稼働?冗談じゃない。もっと守るべきもの、国民に、否、人間にとってもっと大切なものがあるではないか。ここまで痛い思いをしておいて、遺伝や命に影響を及ぼす可能性をなぜ即座に撤去しないか? 苦しんでいる人がこんなにもたくさんいるのに。更に苦しませるつもりか。苦しむ人を増やすつもりか。

 人間、利の前には目が眩むというのは確かに良くあることだ。だが、その利を獲得する以前に、それがどんなに危険なものであるか、身を以て体験したのではないか?それでも続けるとなれば馬鹿の骨頂、救いようのないアホではないか!

 1年以上経った今、依然こうしたニュースが存在すると言うこと自体が私には信じられない。タイトルの

「原発停止後1年。国の電力は安定しています。原発なんぞ最初からいらなかった。」

といったニュースが今頃流れているべきではないのか?国の姿勢といい、言い分といい、あまりにモタモタしすぎではないか。

 稼働すべきは原発なんかではない。”原発停止”という考えを稼働すべきだ!!! 


自転車のメンテナンスは疲れます。ツールを揃えなければ・・・。 [自転車]

アメリカTREK社製 7.5FX 購入して3ヶ月ほど経ちました。安物のエアロバーを装着して、前傾姿勢にも慣れてきた頃ですが、メンテナンスに時間がかかること、疲れることが、気になってきました。最初こそ楽しかったものの、だんだんその気持ちも薄れてきたんであります。

 実はクロスバイクだから、ということでサイドスタンドを装着していたのですが、乗っているうちに速さを求めるようになってきて、撤去してしまいました。サイドスタンドをなくしただけでも車体が軽くなった感じがしますから、速さを求める点に関しては有効でした。それに、そのサイドスタンドというのが、別に無くても困らないのです。不必要でした。

  それでメンテナンスの際はなんとかそのサイドスタンドで車体を立ててチェーンの洗浄なりしていたのですが、撤去してしまっては車体を立てられない・・・困る点と言えば実にこの一点のみでした。そこで購入したのがMINOURAのディスプレイスタンドです。チェーンステーをフックに乗せるだけという実に単純な製品。それでいて非常に使いやすい。

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レビューにスポークと干渉する恐れがあるとの旨記述されておりましたが、7.5FXでは干渉することはありませんでした。

 

MINOURA(ミノウラ) ディスプレイスタンド ブラック/レッド DS-520

MINOURA(ミノウラ) ディスプレイスタンド ブラック/レッド DS-520

  • 出版社/メーカー: MINOURA(ミノウラ)
  • メディア: スポーツ用品

 

さて、ここからいつもはチェーンの洗浄に入るわけです。 

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画像は洗浄して注油したあとのものです。洗浄はパーツクリーナーと歯ブラシという実に原始的な方法で行います(笑) 

正直、疲れます。面倒です。それになかなか綺麗になりません。

PARKTOOL(パークツール) チェーンギャング CG-2.2

PARKTOOL(パークツール) チェーンギャング CG-2.2

  • 出版社/メーカー: PARKTOOL(パークツール)
  • メディア: スポーツ用品

 こんな製品もありますが、、、如何せんお値段が高くて購入まで踏み切れない。これがあったら楽だろうなぁ。

 

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言い忘れていましたが、このペダルにあるベルトはピンディングペダルを夢見てつけたものです(笑)いつかお金に余裕が出来たらいろいろと揃えたいものです。 

 


「氷点」の舞台、三浦綾子記念文学館へ 感動!ファンの方は行くべきです! [おこめの日々]

 本当にいまさらですが、今年の8月、三浦綾子記念文学館へ行ってきましたので更新します。場所は旭川駅の近く、懸賞小説に入賞し、社会現象まで引き起こしたかの有名な「氷点」の舞台である、見本林のなかに、その文学館があります。そのため、直接舞台に触れながら、三浦文学を知ることができるのであります。

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 ちなみに文学館に訪れたのは、今回が2回目でした。 一度目に行った去年、受付の方から、平日の午前中にお越しくだされば、館長の三浦光世に会えますよ、とのこと聞いておりましたので、今回は光世さんに会いたく、訪れたのです。

 三浦光世とはだれぞ?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。彼は作家三浦綾子の夫であり、「道ありき」をはじめとした自伝作品ではまるで聖人のごとく素晴らしい人格として紹介されております。もし、三浦さんの小説が好きな方で、まだ読んだことのない方がいらっしゃいましたら、一度「道ありき」を読んでいただくことをお勧めいたします。この本の初読時の衝撃と感動は、2年ほど経った今も忘れられません。綾子さんが光世さんと会うまでのお話が書かれていますのでぜひ!

道ありき―青春編 (新潮文庫)

道ありき―青春編 (新潮文庫)

  • 作者: 三浦 綾子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1980/03
  • メディア: 文庫

 2部3部とありますが、まずはこれからですね。お気に召されましたら続きをどうぞ。

こちらの記事で本書を紹介しました。 

 前置きが長くなりました。今回は受付の方に言われたとおり、午前中に行きました。無事会うことができ、感動。
 祖母と叔母の3人で行き、祖母曰く「氷点」を、新聞で連載されている時代に読んだらしく、私と同様にファンでした。それも熱烈で、光世さんに会った刹那、涙を流すほどでした。うれしかったのか感動したのか・・・。
 

 それにしてもさすが綾子さんが幾度も幾度も光世さんをほめていらっしゃっただけあって、優しく親切で愛想もよく、実年齢に似合わない若々しい光世さんは、その一目で「道ありき」から得た感動をふたたび与えてくれました。実に清らかでした。なるほど、綾子さんに対する数々の行動は、中途半端な愛では絶対に不可能なことで、そもそもここまで深い愛は他にないと思います。
彼は「どうぞ、どうぞ」と笑顔で接してくれました。おかげで文学館の見物も有益なものとなり、著作からは得ることのできないことも話してくださいました。 

 記念館内部にある喫茶店のようなところで、光世さんが私たちのためにわざわざ時間を作ってくださり、一緒にコーヒーをいただいたんであります。30分ほど一緒にお話しして、緊張。ガクブル。「道ありき」を手に、光世さんのセリフの部分を読み上げ、ステキですね、と言ってあげました。優しい笑顔で、当時のことを細かく話してくれ、如何に仲の良い愛に満ちた夫婦であるかが、直接伝わってきました。実際に会って話すとなれば、本から得られない新たな発見も多々。

 それにしても私の最も尊敬する男性に会うことができ、幸せでした。彼のような人が本当に信頼できる男性です。無理だけど少しでも近づきたい・・・。

お土産の本、自分で読む本、たくさん買った私たちですが、一冊一冊に嫌な顔もせずサインしてくださりました。感謝です。本当にありがとうございました。 

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ざっと記念館を拝見して、”思い出ノート”という自由に感想の書けるノートに、感想を書かせていただきました。内容を見た祖母はまたも涙。大した内容は書いてないのですが・・・。

 

記念館を見た後は、見本林を見物しました。氷点の舞台です。95557243345.jpg

 スマートフォンの画像ですので画質はお許しください。

 

るり子が殺された美瑛川

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陽子の思い出 堤防

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ファンの方にはご満足いただける場所だと思います。何より光世さんに会えるというのはすごいです。 

またいつか行きたいなあ。 


土肥議員が竹島の共同宣言に署名 許せない!国民は怒っています! [世の中]

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121017/plt1210171551007-n1.htm

土肥議員・・・

 もはやこれは投獄すべき行為ではないか。署名すると言うことはとりもなおさず根も葉もない主張を続ける韓国を受けいれ、認めたと言うことだろう。 その場しのぎと偽善的行為というのは政治家の得意技とも言えるが、ここまで酷いと、日本人ではない。日本にいる権利はない。刑務所に入るか大人しく韓国に行くべきだ。日本を代表する国会に彼のような人物を置いておく必要があるか?誰がそれを許すのだ。

 


ヒサシブリ [おこめの日々]

ずいぶんとご無沙汰しておりました。おそらく1年ほど更新せずに放置状態だったと存じます。

 実を言うと恥ずかしながら、ブログの存在自体を忘れておりました、ソネットブログは元々、重かったり不具合があったりと非常に使いにくいツールでしたから、私も手放してしまっていたのだと思います。で、他のFC2等のブログをチビチビとやっておりまして、アクセス数も伸びない状態で、何が楽しいのか、と。ふとソネットブログの存在を思い出した次第であります。 

 ログインしてみて驚いたのが、1年以上更新せずに放置していたブログが、毎日安定したアクセスが100件ほどあったということであります。FC2でどんなに頑張ってもアクセスは一日に10もあればいいところでした。内容もアレでしたし・・。おかげで、マッタク更新していないに関わらず累計アクセス数が7万に近い状態です。こんなゴミブログのなにを見に来ていらっしゃるのか判然としませんが、ありがとうございます。

 こんなにもアクセスをして頂いているのに、放置だなんて失礼なこともあるまいと、今日からソネットブログを再開、不定期に更新していく所存でございます。

 過去の記事をご覧いただければわかるかと存じますが、このブログは私の中学生時代に書いた記事が殆どでして、内容もどこかあどけなさというか、未熟さというか、見栄を張りたい感情が前面にでておりまして、実に恥ずかしい状況で御座います。しかし、敢えて消すつもりはございませんし、そう言った履歴があるからこそ現在の私が存在するわけで・・・

 話が長くなりそうなのでここで失礼させていただきますが、これからも、生まれ変わったこめぶろ!をどうか宜しくお願い致します。 ※内容については自転車・読書・日常のことがメインとなります。


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