SSブログ

野良犬トビーの愛すべき転生 全米が泣いた!ベストセラー [本 レビュー]

599078_298379713611497_528043684_n.jpg

兄弟姉妹に囲まれ、野良犬としてこの世に生を受けた僕。驚くことに生まれ変わり、少年イーサンの家に引き取られ、ベイリーと名づけられる。イーサンと喜びも悲しみも分かち合って成長した僕は、歳を取り幸福な生涯を閉じる。ところが、目覚めると、今度はメスのエリーになっていた! 警察犬として厳しい訓練を受け、遭難した少年の救助に命がけで向かうが……。全米ベストセラー。」 

 

 

すばらしい一冊でした。その名の通り、犬が生まれ変わるお話。犬の一人称です。以下ネタバレのなるべくないように書きます。

野良犬のトビーが3回生まれ変わって、自分の生きる目的を探っていくお話。犬の一人称でとてもおもしろい内容でした。そしてその描写される犬の気持ちが恐ろしいほどリアル過ぎて、自分の愛犬に対する意識が変わるほどでした。

犬は敏感に飼い主からの愛を感じ取るもの。愛がなければ悲しむし、酷く孤独を味わう。あれば飼い主を喜ばせながら自分も喜んで幸せな気持ちになれる。そしてその記憶が消えることはない。たとえ生まれ変わっても。

現代は自分の犬を捨てるような勝手な飼い主も存在します。それはおかしいほど自己中心的で冷酷な人間で、愛のかけらも持ち得ない人間でしょう。本書でもちょっとそういう場面が登場しましたが、このことで愛犬に対してもっと愛情を注いであげねば、と強く思ったのでした。

今飼っている自分の愛犬に対する”愛”。深く考えさせれれました。この本で登場する犬が感じ取ったように自分の愛犬も愛を感じ取ってほしい。そして去年死んだ愛犬にもそれが伝わっていたらいいな、と思いました。

本書の感動を無駄にしないためにも、これから積極的にかわいがってあげたくおもいます。

 CIMG8129.jpg

野良犬トビーの愛すべき転生 (新潮文庫)

野良犬トビーの愛すべき転生 (新潮文庫)

  • 作者: W.ブルース キャメロン
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2012/06/27
  • メディア: 文庫

 


nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 2

kyao

私がお勧めしたいのは「犬の十戒」です。犬を飼ったことはありませんが、最後の一文で号泣しました。(^ ^ヾ
by kyao (2013-03-20 05:33) 

おこめ

あ、それ読んだことあります!犬好きの私にとってすごく感銘する内容でした。私自身至らぬところもあるので参考にせねば成らぬところも多々。
そして最後の一文、去年目の前で亡くした私にとって、涙を抑えられませんでした。
「野良犬トビーの愛すべき転生」でも犬の十戒と同じような内容が出てきます。
どちらにしても感動ものでした。
by おこめ (2013-03-21 03:22) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。