遠藤周作死後、半世紀を経て見つかった幻の書 レビュー [本 レビュー]
本日は遠藤周作の
「十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。」
という御本を紹介致します。
Amazonの詳細は以下の通り。
「好きと打ち明けたい。デートに誘いたい。病気の人を見舞いたい。身内を亡くした人にお悔やみを伝えたい。そんな時、どうしたら自分の気持ちを率直に伝えて、相手の心を動かす手紙を書くことができるのか――。大作家が、多くの例文を挙げて説き明かす「心に届く」手紙の秘訣は、メールを書く時にもきっと役立つ。執筆より半世紀を経て発見され世を瞠目させた幻の原稿、待望の文庫化。 」
作者の死後50年経って見つかった原稿がこの本だそうです。それにしても惹きつけられるタイトルですね。
本書は手紙の指南書。昨今では手紙を書く機会がほとんどなくなってしまいましたが、メールでも十分使えます。遠藤周作は重たく難しい話と、ユーモアを交えた軽妙な話とで、同じ作家なのに本によってまったく内容が異なってきます。本書は後者で、笑える要素もあり、楽しく読むことができます。
この本では”人の心をつかむ文章の書き方”が説明されております。
十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。 (新潮文庫)
- 作者: 遠藤 周作
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/08/28
- メディア: 文庫
2013-07-04 22:59
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